もしも再発した場合は、すぐに切除出来る状態であれば切除し、その後化学療法を行います。肝移植が行われることもあります。 治療の選択は施設によって可能な治療、不可能な治療もあります。担当の医師と十分話し合いましょう。 岩ア史記(神奈川県立こども医療センター血液再生医療科医長) |
1. | 再発かどうかが疑われる場合 |
2. | 再発しやすいタイプはあるのか? |
1.再発かどうかが疑われる場合 |
画像ではっきりとわかればよいのですが、初めのうちはAFPの上昇のみで画像でどこにあるのか全く分からないことがあります。万が一この時点で「生体肝移植」を勧められた場合は、おかしいと思うようにしてください。生体肝移植は「絶対に肝臓以外に腫瘍がないこと」が条件です。どこに腫瘍が出てくるのか分からない状態で行うのは非常に危険ですし、肝芽腫をよく知っている医師ならば勧めることはありえませんが、実際には会員でもこの状態で勧められたケースがありました。もしそうなった時には肝芽腫の会もしくはJPLTに直接相談してください。 |
2.再発しやすいタイプはあるのか? |
完全切除が出来なかった | |
組織型が胎児型以外 | |
腫瘍の大きさに比べてAFPが低い | |
初発の時転移や破裂があった |
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などいくつかありますが、予後因子の悪いものがいくつかあるからと言って、必ず再発するものではありません。 |
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