Dr.Tが当ホームページに掲示板が出来た2003年5月以前に
「うちの子の場合」に投稿してくださったものをここに転載します。





☆2003.3.31 「うちの子の場合」に投稿。 (同じ内容が「うちの子の場合」にも掲載されています)
Why Meをご存知でしょうか? 悪性腫瘍になった人が経過中に何度も心の中でつぶやく言葉として知られています。

なぜ自分がこんな病気にならなければならないんだ?
なぜ他人ではなく自分なんだ?
なぜこんなに治療で苦しまなければならないんだ?
なぜ治療を受けているのに再発したんだ?
等々その時々で色々な意味が込められている言葉です。多分診断が告げられた時に最も強く感じられる言葉だと思います。
ここで発言している方々にはWhy My Child あるいは Why My Family でしょうか。

Why Me という問いに対して満足の行くように答えるのは難しいのです、大きな原因はまだまだ医学が発展途上で悪性腫瘍が発生するメカニズム、治療に耐性になるメカニズムが解っていないことでしょう。

また Why Me には悲しみや怒りなど色々な感情が伴います。それらの感情を自分の中に閉じ込めると自殺願望のようなものも出るかもしれません。また家族や医療関係者への怒りの形で現れることも経験されます。

こういう感情に対して医療関係者がどのように関われるか考えます。今現在全く結論はでていないですし、将来的にも出るかどうか解りませんが。



☆2003.4.24 「うちの子の場合」に投稿。 (同じ内容が「うちの子の場合」にも掲載されています)
最近はインフォームドコンセントが厳しく言われている影響もあって、副作用について細かく言われることが多いと思います。あれを全部聞いていると、治療を受けるのが怖くなってしまうのではないかと心配です。
私自身はこの2年間に2回結構大きい手術を受けましたが、2回とも大した説明は受けませんでした。むこうもこちらは医者だ、かなりの事は知っているだろうと思っているのが良く解るし、こちらもあんまり変な事を聞くと、おまえ医者のくせにこんな事も知らないのかと馬鹿にされそうで聞きにくいです。こういう点医者って不利かもしれません。




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